夏休みが終わり、学校生活が始まると、こどもが「疲れた」「学校に行きたくない」と言ったり、イライラしたりすることがあります。
長い休みのあとに、生活リズムや学校のペースに戻るのは、大人が思っている以上にこどもにとって負担になるものです。
「夏休みは楽しく過ごしていたのに、どうして急に元気がなくなったんだろう?」
「朝になると機嫌が悪くなるけど、どうしたらいい?」
そんなふうに心配になる親もいるでしょう。
でも、夏休み明けの疲れは、こどもが弱いからでも、怠けているからでもありません。
今回は、夏休み明けにこどもの疲れが出てきたとき、親ができることを7つ紹介します。
夏休み明けにこどもが疲れやすい理由
夏休み中は、学校があるときと比べて生活リズムが変わります。
起きる時間や寝る時間が遅くなったり、食事の時間が変わったり、自由に過ごせる時間が増えたりすることもあります。
そこから突然、
- 朝早く起きる
- 学校へ行く
- 授業を受ける
- 友達と関わる
- 宿題をする
- 習い事へ行く
という生活に戻れば、心も体も疲れてしまうのは自然なことです。
また、学校が始まることで「勉強についていけるかな」「友達とうまくやれるかな」など、本人も気づかないうちに緊張していることがあります。
そのため、夏休み明けは「頑張らせる」より「回復させる」ことを意識する時期と考えてみましょう。
心と体をゆっくり整える7つの方法
「疲れたんだね」と受け止める
こどもが「疲れた」「学校に行きたくない」と言ったとき、
「みんな行ってるよ」
「もう夏休み終わったんだから頑張ろう」
「そんなこと言わないの」
と返したくなることもあります。
でも、まずは、
「疲れたんだね」
「久しぶりの学校で頑張ったんだね」
「今日はゆっくりしようか」
と、気持ちを受け止めてみましょう。
解決策をすぐに出す必要はありません。
「自分の気持ちを分かってもらえた」と感じるだけでも、こどもの安心感につながります。
学校から帰ったあとは「何もしない時間」をつくる
学校から帰ってきたこどもに、
「宿題やった?」
「明日の準備は?」
「習い事の時間だよ」
と、次々に予定を伝えてしまうことがあります。
もちろん宿題や準備も大切です。
でも、疲れが見えているときは、帰宅後すぐに予定を詰め込まず、ぼーっとする時間や好きなことをする時間をつくってあげましょう。
10分でも20分でも、
「ちょっと休んでから宿題にしよう」
という時間があるだけで、気持ちを切り替えやすくなることがあります。
睡眠を優先する
疲れが出ているときに、まず見直したいのが睡眠です。
夏休み中に寝る時間が遅くなっていた場合は、いきなり元に戻そうとするより、少しずつ調整していきましょう。
夜更かしを減らすだけでなく、
- 朝はカーテンを開ける
- 朝食をとる
- 日中に体を動かす
- 寝る前はスマホやゲームなどの刺激を減らす
- 毎日の就寝時間をなるべくそろえる
など、生活リズムを整えることも大切です。
「早く寝なさい!」と叱るより、自然に眠りやすい環境をつくってあげることを意識してみましょう。
「学校で何があったの?」と無理に聞かない
こどもの様子がいつもと違うと、
「学校で何かあった?」
「誰かに何か言われた?」
「先生と何かあった?」
と、詳しく聞きたくなるものです。
もちろん、話を聞くことは大切です。
ただ、こども自身が疲れていて話したくないときもあります。
そんなときは、
「話したくなったらいつでも聞くよ」
「何かあったら教えてね」
と伝えて、少し待ってみるのも一つの方法です。
親が「聞かなきゃ」と焦るほど、こどもが話しにくくなることもあります。
家では「安心できる場所」をつくる
学校では、こどもなりに頑張っています。
授業を受けたり、友達に合わせたり、先生の話を聞いたり。
家に帰ってきたときくらいは、できなかったことよりも、できたことに目を向けてあげたいものです。
「今日も学校行けたね」
「疲れてるのに宿題やったね」
「おかえり。今日もよく頑張ったね」
そんな何気ない言葉が、こどもの心を支えてくれます。
家では「頑張らなくても大丈夫」と思える時間をつくってあげましょう。
予定を詰め込みすぎない
夏休み明けは、学校だけでも大きな環境の変化です。
そこに、
「習い事」
「塾」
「スポーツ」
「週末のお出かけ」
などをたくさん詰め込むと、疲れがさらにたまってしまうことがあります。
もちろん、本人が楽しんでいる活動なら続けてもいいでしょう。
ただ、明らかに疲れている場合は、一時的に予定を減らすことも考えてみてください。
「全部ちゃんとやらせなきゃ」ではなく、今のこどもに必要なものは何かを考えてみることが大切です。
「いつもと違う」が続くときは早めに相談する
夏休み明けの一時的な疲れであれば、少し休むことで元気が戻ってくることもあります。
ただし、
- 朝になると強く体調を崩す
- 学校へ行くことを強く嫌がる状態が続く
- 食欲が大きく変化した
- 夜眠れない日が続く
- 元気がなく、好きなことにも興味を示さない
- 頭痛や腹痛などの不調が続く
- 以前と比べて明らかに様子が違う
などの場合は、「夏休み明けだから」と決めつけず、学校の先生やスクールカウンセラー、医療機関などに相談してみましょう。
親だけで抱え込む必要はありません。
早めに相談することは、こどもを守るための大切な選択です。
「頑張らせる」より「休ませる」ことも大切
夏休みが終わると、親も「早く学校生活に慣れてほしい」と思ってしまいます。
でも、こどもが疲れているときに必要なのは、さらに頑張らせることではなく、心と体を回復させることかもしれません。
「学校に行けたか」
「宿題をやったか」
「ちゃんとできたか」
だけでこどもを見ないこと。
「今日は疲れていたけど、よく頑張ったね」
「明日は少し楽になるといいね」
と、こどもの状態に合わせて寄り添うこと。
それだけでも十分です。
親も頑張りすぎなくていい
そして、こどもの疲れを心配するあまり、親自身が頑張りすぎないことも大切です。
夏休み中も仕事や家事、こどもの予定などで頑張ってきた親は、こどもと同じように疲れています。
こどものために完璧な対応をしようとしなくても大丈夫。
夕食を簡単に済ませる日があってもいい。
家事を後回しにして、こどもと一緒にゴロゴロする日があってもいい。
親が少し余裕を取り戻すことも、こどもの安心につながります。
まとめ|夏休み明けは「ゆっくり戻る」で大丈夫
夏休み明けにこどもが疲れていると、「このままで大丈夫かな」と心配になるかもしれません。
でも、長い休みから学校生活へ戻るには、心も体も少しずつ慣れていく時間が必要です。
親ができることは、
- 「疲れたんだね」と気持ちを受け止める
- 帰宅後に何もしない時間をつくる
- 睡眠を優先する
- 無理に話を聞き出さない
- 家を安心できる場所にする
- 予定を詰め込みすぎない
- 「いつもと違う」が続いたら相談する
ということ。
「早く元気になって」
「ちゃんと学校に行って」
と焦るより、
「今は少し疲れているんだね。ゆっくり戻っていこう」
そんな気持ちで見守ってあげられるといいですね。
夏休み明けは、こどもだけでなく親にとっても再スタートの時期。
完璧を目指さず、親子で少しずつ日常を取り戻していきましょう。
「学校行きたくない」と言われたら……↓こちらの記事を参考にしてみてください。

と、いうことで、
明日もまた、楽しく生きます!よろしく!!


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