「こどもへの接し方について、夫と意見が合わない」
「連れ子を叱ったら、パートナーに責められてしまった」
「こどものためを思っているのに、どうしてわかってもらえないんだろう……」
子連れ再婚をして、新しい家族として生活を始めたものの、連れ子への接し方をめぐって夫婦喧嘩になってしまうことはありませんか?
こどもを大切にしたいという気持ちは同じでも、育ってきた環境や子育ての経験が違えば、考え方が異なるのは自然なことです。
しかし、意見がぶつかるたびに喧嘩になってしまうと、夫婦関係にも疲れてしまいますよね。
ステップファミリーでは、夫婦の関係だけでなく、こどもと新しい親との関係も少しずつ築いていく必要があります。
だからこそ、無理に考え方を合わせるのではなく、お互いの気持ちを理解しながら、家族に合った接し方を見つけていくことが大切です。
この記事では、連れ子への接し方で夫婦喧嘩になる理由と、考え方の違いを乗り越えるための方法を紹介します。
連れ子への接し方で夫婦喧嘩になるのはなぜ?
まずは、なぜ連れ子への接し方をめぐって夫婦喧嘩が起こるのか、考えてみましょう。
こどもへのしつけの考え方が違う
夫婦喧嘩の原因のひとつが、しつけに対する考え方の違いです。
例えば、こどもが約束を守らなかったとき。
実親は「まだ小さいから、少しずつ教えていけばいい」と考えているのに対し、継親は「約束を守ることは大切だから、きちんと注意するべき」と考えているかもしれません。
どちらも、こどもの成長を願っている可能性があります。
しかし、考え方が違うと、次のようなやり取りになってしまうことがあります。
- 「そんなに厳しくしなくてもいいじゃない」
- 「甘やかしてばかりでは、こどものためにならない」
- 「私の育て方に口を出さないで」
- 「家族なんだから、同じように注意したい」
こうした言葉が重なると、しつけの話だったはずが、お互いの人格や子育てを否定する喧嘩になってしまいます。
大切なのは、どちらの考え方が正しいかを決めることではありません。
こどもの年齢や性格、これまでの生活環境も踏まえながら、どのような関わり方がよいのかを一緒に考えることです。
実親と継親で、こどもへの思いが違う
実親と継親では、こどもと過ごしてきた時間や関係性が異なります。
実親にとっては、これまで一緒に生活してきた中で、こどもの性格や苦手なこと、気持ちの変化などを理解している部分があるでしょう。
一方、継親は、再婚してから初めて知るこどもの一面もあります。
そのため、実親が「この子には、こういう事情がある」と考える場面でも、継親には「なぜ、そんなことまで許すのだろう」と感じられることがあります。
反対に、継親がこどものためによかれと思って注意しても、実親には厳しすぎるように感じられることもあるでしょう。
こうした違いがあるからといって、どちらかの愛情が足りないとは限りません。
それぞれが違う立場から、こどものことを考えている場合もあるのです。
継親が家族の中で孤独を感じている
連れ子への接し方で意見がぶつかる背景には、継親の孤独感が隠れていることもあります。
「家族になったのだから、自分もこどものことに関わりたい」
「自分なりに頑張っているのに、何をしても認めてもらえない」
「注意すると怒られ、何も言わないと無関心だと思われる」
このような気持ちを抱えていると、こどもへの接し方について意見を言うこと自体が、つらくなってしまいます。
実親の側も、こどもを守りたい気持ちと、再婚相手との関係を大切にしたい気持ちの間で悩むことがあります。
どちらか一方だけが我慢を続けていても、家族関係は安定しにくいものです。
こどものことだけでなく、夫婦それぞれが抱えている気持ちにも目を向けてみましょう。
再婚したのだから、すぐに家族になれると思っていた
再婚前は、みんなで仲良く暮らす未来を思い描いていたかもしれません。
しかし、実際に生活を始めると、食事の仕方や生活習慣、休日の過ごし方など、小さな違いが見えてきます。
さらに、こどもにとっては、生活環境や一緒に暮らす大人が変わること自体が大きな変化です。
大人が新しい生活に期待していても、こどもは戸惑いや不安を感じているかもしれません。
家族だからといって、最初から気持ちが通じ合うとは限りません。
信頼関係を築くには時間が必要です。
「再婚したのだから、うまくいって当然」と考えすぎず、少しずつ関係をつくっていくことが大切です。
連れ子への接し方をめぐる夫婦喧嘩を乗り越える5つの方法
では、考え方が違うとき、どのように向き合えばよいのでしょうか。
こどもの前ではなく、夫婦二人で話し合う
こどもの接し方について意見が合わないときは、できるだけこどもの前で言い争うことを避けましょう。
目の前で大人同士が対立すると、こどもが「自分のせいで喧嘩になった」と感じたり、どちらの大人の気持ちを優先すべきか悩んだりする可能性があります。
まずは、落ち着いて話せる時間をつくることが大切です。
例えば、次のように伝えてみましょう。
「さっきのことなんだけど、私はこう考えていたんだ。あなたはどう思っていたのか、聞かせてもらえる?」
「こどもにとって何がいいのか、一緒に考えてみたい」
相手を責めるのではなく、自分の考えを伝え、相手の意見も聞いてみる。
それだけでも、話し合いの雰囲気が変わることがあります。
相手の考えを否定せず、理由を聞いてみる
自分と違う考え方を聞くと、つい反論したくなることもあるでしょう。
しかし、最初から否定してしまうと、相手も自分の考えを理解してもらおうとして、強い言葉で反論してしまうかもしれません。
そんなときは、まず理由を聞いてみましょう。
例えば、パートナーがこどもに厳しく接していると感じたとき。
「どうして、そこまで厳しくするの?」
と聞くのではなく、
「この子に、どんなことを身につけてほしいと思っているの?」
と聞いてみます。
相手が何を大切にしているのかがわかると、自分とは違う考え方にも理解できる部分が見つかるかもしれません。
もちろん、相手の考えをすべて受け入れる必要はありません。
理解することと、同意することは別です。
お互いの考えを知ったうえで、家族に合った方法を探していきましょう。
しつけの役割やルールを夫婦で決めておく
連れ子への接し方について、その場その場で判断していると、意見の食い違いが起こりやすくなります。
そこで、あらかじめ夫婦で話し合い、基本的なルールを決めておくことがおすすめです。
例えば、次のようなことです。
- 生活上、守ってほしいルールは何か
- ルールを守れなかったとき、どう対応するか
- こどもを注意するときに気をつけたいこと
- 夫婦の意見が違ったとき、どう話し合うか
- どちらかが困ったとき、どう協力するか
特に、再婚して間もない時期は、継親がいきなり厳しいしつけの中心になるのではなく、実親が中心となって対応し、継親がサポートする方法も考えられます。
ただし、すべての家庭に当てはまる正解があるわけではありません。
こどもの年齢や性格、夫婦の関係性に合わせて、無理のない役割分担を見つけていきましょう。
「同じように接すること」と「公平に接すること」を分けて考える
ステップファミリーでは、実子と連れ子を平等に扱いたいと考えることもあるでしょう。
しかし、同じように接することが、いつも最善とは限りません。
こどもによって年齢も性格も違えば、必要なサポートも異なります。
例えば、一人は自分でできることでも、もう一人にはまだ手助けが必要かもしれません。
また、再婚による環境の変化に戸惑い、安心できるまで時間が必要なこどももいるでしょう。
大切なのは、すべてのこどもに同じ対応をすることだけではなく、それぞれの気持ちや必要としていることを考えることです。
夫婦で意見が違うときも、「どちらのこどもを優先するか」という話にするのではなく、「今、この子には何が必要なのか」という視点で考えてみましょう。
夫婦としての関係も大切にする
こどものことを優先するあまり、夫婦の話題がこどものことばかりになっていませんか?
連れ子への接し方について悩んでいると、どうしても家庭内の問題に意識が向きがちです。
しかし、夫婦関係が疲れ切ってしまうと、落ち着いてこどもと向き合う余裕もなくなってしまいます。
ときには、こどもの話をしない時間をつくってみるのもよいでしょう。
一緒に食事をする、好きなテレビを見る、今日あったことを話す。
そんな何気ない時間も、夫婦の関係を育てるために大切です。
夫婦がいつも同じ意見である必要はありません。
意見が違っても話し合えること、困ったときに協力できること。
そうした関係を少しずつ築いていきましょう。
夫婦で話し合うときに避けたい言葉
連れ子への接し方について話し合うときは、言葉の選び方にも気をつけたいものです。
例えば、次のような言葉です。
「あなたには、この子の気持ちなんてわからない」
相手がこどもの気持ちを理解しようとしている可能性まで否定してしまうことがあります。
代わりに、「この子は、こんな気持ちなのかもしれないと私は思ったんだ」と伝えてみましょう。
「本当の親じゃないんだから、口を出さないで」
継親が家族の中で孤独を感じ、こどもとの関係づくりに自信をなくしてしまうことがあります。
代わりに、「こどものことは、まず私が対応するね。困ったときは一緒に考えてほしい」と、具体的に伝えてみましょう。
「あなたは甘やかしすぎ」「厳しすぎる」
相手の子育てそのものを否定されたように感じ、話し合いが難しくなることがあります。
代わりに、「私は、こういう対応をしたほうがいいと思うんだけど、どうかな?」と、自分の考えとして伝えてみましょう。
もちろん、言い方を変えればすべての問題が解決するわけではありません。
それでも、お互いを責める言葉から、気持ちを伝える言葉に変えることで、話し合うきっかけをつくることができます。
こどもの安心を守るために、忘れたくないこと
夫婦で意見が違うとき、どうしても「どちらが正しいのか」ということに意識が向いてしまいます。
しかし、忘れたくないのは、こども自身の気持ちです。
こどもは、新しい家族との生活に期待しているかもしれませんし、戸惑いや寂しさを抱えているかもしれません。
新しい親になつくことを急かしたり、実親と継親のどちらかを選ばせたりする必要はありません。
こどもが安心して自分の気持ちを話せること、失敗しても人格を否定されないこと、怖い思いをせずに生活できることを大切にしましょう。
また、夫婦で意見が違う場合でも、暴言や威圧、暴力などを我慢する必要はありません。
こどもの安全に関わる問題があるときは、夫婦だけで解決しようとせず、自治体の相談窓口やこどもの通う学校など、信頼できる第三者に相談することも大切です。
家族の形に正解はありません。
周囲の家庭と比べるのではなく、自分たちの家族にとって安心できる関係を考えていきましょう。
まとめ|考え方の違いを乗り越え、自分たちらしい家族をつくろう
連れ子への接し方で夫婦喧嘩になると、「再婚しなければよかったのかな」「自分の考え方が間違っているのかな」と悩んでしまうこともあるかもしれません。
けれど、夫婦で考え方が違うこと自体が、家族として失敗しているという意味ではありません。
それぞれが違う環境で育ち、違う経験をしてきたのですから、意見が合わないこともあるでしょう。
大切なのは、どちらか一方が我慢し続けることではなく、お互いの考えを理解し、こどもにとって安心できる関係を一緒につくっていくことです。
今回紹介したポイントを振り返ってみましょう。
- こどもの前ではなく、夫婦二人で話し合う
- 相手の考えを否定せず、理由を聞いてみる
- しつけの役割や家庭内のルールを決める
- こども一人ひとりに必要な関わり方を考える
- 夫婦としての時間や関係も大切にする
すぐに理想の家族になろうとしなくても大丈夫です。
うまくいかない日があっても、少しずつ話し合い、できることから始めていけばいいのです。
こどもも、夫婦も、無理をしすぎずに過ごせる家庭を目指していきましょう。
自分を責める毎日から、自分らしく笑える毎日へ。
あなたと家族に合った関係づくりを、少しずつ考えてみませんか?
ひとりで悩みを抱えていませんか?
連れ子への接し方、再婚相手との関係、こどもとの距離感など、ステップファミリーの悩みは、身近な人には話しにくいこともあります。
もし誰にも話せずに悩んでいるなら、ひとりで抱え込まないでください。
なお、このブログでは夫婦関係や離婚、再婚、子育てに関するお悩みを受け付けております。
「誰かに話を聞いてほしい」
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そんなときは、お気軽にご相談ください。
相談は無料です。愚痴や独り言も大歓迎です。
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と、いうことで、
明日もまた、楽しく生きます!よろしく!!

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