「離婚」の2文字が脳裏に浮かんでいるママへ。

私は娘がまもなく2歳になるという頃、離婚し、5歳半のときに再婚しました。

離婚と再婚を経験した、今の私が伝えられること、伝えたいことを伝えます。

 

物心ついたときから 

「女は男に力で敵わない。ならば自分を守るためには、頭を使わなくちゃ」

って思って生きてきた。

なんでだろ?(笑)

別にそんな、男に力でねじ伏せられた経験があるわけでもなんでもないんだけどね。

ただ、自分の父は怖かった。

すぐ手が飛んでくるような、THE昭和の父親像をジでいくような人だった。

自分が親になってから、仕事の関係で、児童虐待関係の仕事や研修を受けたけど

「自分がこどもの頃のあれは、時代が時代なら完全に虐待じゃねーか!」

って思った。

まあ、今でこそ児童虐待を取り締まる目が厳しくなってるから

暴力どころか、言葉の暴力も虐待ですよ!!!

となってるけど

当時は父が手をあげるってのは、そんな珍しいものでもなかったのかもな。

ヒトの家庭のこと、外からは見えないから、

みんな、特にこどもは、

自分の家庭で起きていることが”世界の全て”で、それが”フツー。当たり前”になるんだと思うけど。

話は幼少期に戻って、そんな父の手が兄弟に及んだ時、父と兄弟の間に突如母が割って入って

父の前に立ちはだかり

「こどもに手をあげるのはやめて!殴るなら私を殴れ!」

って行き止まりポーズで(そうだったかは不確か(笑))叫んだんだ。

そのときから「本当に強いのは父ではなく、母だ。」と思った。

そこで初めて「母、強し。」を知った。

それからはもう、「世の中、男より女のほうが強いんだ!男が大黒柱なら、それを底辺で支えているキソは、女だ!」

って、なんとも偏った思考で私の頭は支配されている(^^;

今自分が親になって、大人になって、それなりいろんな事象を”客観的に”みれるようになってからは

両親とも感謝しているんだけどね。

それはそうと、だから私は

女の人に強く生きて欲しい!という考えがつよい。

とくに母である女のひとに。

母が笑っていれば、こどもに不安を与えない。

だからといって、母は毎日笑ってられるかって言ったら

母も人間だもの。

そりゃ、笑えない日もあるよ。

そんなときは、こどもに正直に自分の今の状態を話す。

正直に向き合うことで

信頼関係がうまれる。

家族だから信頼して当たり前、じゃない。

家族であっても、

信頼関係は構築する努力をしなくっちゃ。

わたしも毎日毎日イライラしかしなくって

もう自分自身がイライラのかたまりになってるみたいな日々を過ごしたこともあった。

でも、今は毎日幸せだ。

「根性だけは誰にも負けない!男の人にも負けない!」みたいな気の強さゆえ、離婚したってのもあるけど、気の強さゆえ、目標として掲げたことは実行して、理想を曲げずに着々と淡々とこなして、今の幸せを手に入れた、とも思っている。

「頭を使う」ってのは勉強だけに限らず(それもあるけど!)

情報収集したり、自分はどうしたいのか、どうなりたいのか、を真剣に考えることでもあると思っている。

「離婚したらこどもがかわいそう」

わたしはこの考え方が大嫌い。

決して離婚を推奨するつもりはないけど

離婚を考えるということは、何かしら理由があるはず。

そこで

「私が我慢すればすむことだから」とか「こどもに悲しい思いをさせたくない」と思っている人、

その気持ちはわかる。私もそう思っているときがあった。

でも

母には母の人生がある。

母にだって、一人の人間としての人格があって、

ひとりの人間として、生きる権利がある。

他の誰のものでもない、あなたの人生はあなたのものなんだよ!!!

って言いたい。

それを「こどもがかわいそうだから」って、選択する理由をこどものせいにするのは、

“親のエゴの押し付け”でしかない。

理由をこどもにするな。こどものせいにするな。

こどもが生まれたとたん、こども中心の生活になるのはわかるよ。

こどものことを考えて”あなたが”決めたことならそれでいいと思う。

ようは、”そこに自分の意思はあるのか。意思を意志として成し遂げる気はあるのか”

ってことが大事。

こどもに見せたい背中は

「こどものためにと我慢する母の愛」

ですか?

それとも

「自分の人生を自分の意志で切り開いていく強さ」

ですか?

あなたはどっちですか?

私は後者を選びました。

当然、娘から大好きな父を奪った、離れ離れにしたのは、罪悪感がないわけありません。

でも、再婚して、「この人と出会えて本当に良かった。」と心から思える人と一緒に生活できていることで

私の選択は間違ってなかったって

自分を肯定しています。

娘は、再婚して最初の頃、泣いていました。新たにパパになった主人が家にいない時に。

5歳の娘が、意識してか無意識なのか、新パパに気をつかって

隠れて「パパに会いたい」と泣くんです。

心を痛めないはずがありません。

悲しい思いをさせた事実は消せないし

これからももしかしたら娘を苦しめることになるかもしれない。

それも覚悟したうえで

私は再婚しました。(娘が全然今の主人になついてないのに再婚した、とかじゃないですよ!色々端折ったからそう聞こえるかもだけど(^^;)約1年半の交際を経て再婚しました。)

娘が「パパに会いたい」ということは再婚して半年過ぎた今、全くなくなりました。

それは娘が心の奥に押し込めているのかもしれませんが

もしそうだとしても

新パパと二人でニコニコしながら私にイタズラをしかけてくる様子や

キャーキャーいいながらくすぐりあいをしている姿をみていると

再婚してよかった、と思います。

離婚を考えているときも、離婚して娘と二人で過ごしているときも

私は常に余裕がなくて

娘とキャッキャッ笑いあうのはわずかな時間だった。

今は自分にも余裕が出来て

娘と遊ぶ時間が増えました。(それでも私はすぐ飽きるんだけど(^^;))

なにより、わたしも娘も、再婚して笑顔が増えた、それも変わらない事実です。

自分で選択したことなら、失敗しても成功しても責任は自分にある、と思える。

誰のせいでも、誰のものでもない、自分の人生です。

どうか、頭を使って、

自分と向き合って

自分はどんな人生を歩んでいきたいのか

考えて決断して欲しい、そう思います。

離婚したら人生終わり。そんなはずありませんから!

離婚という決断をするにしろ、

今の生活を続けるにしろ

私は女の人とこどもを応援します!

私はオンナ、こどもに贔屓します!宣言。

どうか、あなたの人生を楽しんで!

☆今日の1歩は、オンナこども贔屓宣言をしたこと(笑)☆

明日もまた、楽しく生きます!!よろしく!

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