「夫と価値観が合わない」
「妻と考え方が違いすぎて、一緒にいることに疲れた」
「何度話し合っても分かり合えない。もう離婚したほうがいいのかな……」
夫婦として一緒に生活していると、さまざまな場面で「価値観の違い」を感じることがあります。
お金の使い方、こどもの育て方、家事や仕事、休日の過ごし方、親との付き合い方など、結婚前には気にならなかった違いが、結婚生活の中で大きなストレスになることもあります。
実際、内閣府の資料でも、結婚相手に求めるものとして「価値観が近い」「一緒にいて落ち着ける・気を遣わない」などが挙げられています。
では、夫婦の価値観が合わないとき、離婚を決断するしかないのでしょうか。
この記事では、夫婦の価値観が合わず離婚を考え始めたときに、一度立ち止まって考えたい5つのことを紹介します。
夫婦の「価値観が合わない」とは?
そもそも、夫婦の価値観が合わないとは、どのような状態なのでしょうか。
たとえば、
- お金の使い方が違う
- こどもの教育方針が違う
- 家事・育児に対する考え方が違う
- 仕事と家庭の優先順位が違う
- 休日の過ごし方が違う
- 親や義実家との付き合い方が違う
- 夫婦の時間に対する考え方が違う
- セックスやスキンシップへの考え方が違う
- 将来住みたい場所が違う
- 「家族とはこうあるべき」という考え方が違う
などがあります。
価値観の違いそのものは、決して珍しいことではありません。
夫婦はもともと別々の環境で育ち、異なる経験をしてきた二人です。
「考え方が違うこと」よりも、違いがあるときにどう向き合うかが、夫婦関係では大切なのかもしれません。
離婚する前に考えたい5つのこと
本当に「価値観」だけが問題なのか
まず考えたいのは、
「価値観が合わない」という言葉の裏側に、何が隠れているのか
ということです。
たとえば、
「夫がお金を使いすぎる」
という不満があったとします。
表面的には「金銭感覚の違い」です。
でも、本当の気持ちは、
「家族の将来を一緒に考えてほしい」
「私ばかり将来のことを心配しているのがつらい」
「自分の意見を大切にしてもらえない」
ということかもしれません。
また、
「妻が家事をしてくれない」
という不満も、
「家事をしてほしい」というだけではなく、
「自分ばかり負担していることに気づいてほしい」
「感謝してほしい」
「夫婦として協力していると感じたい」
という気持ちが隠れていることがあります。
「価値観が違う」と感じたときは、
私は何に傷ついているのだろう?
と、一度自分の気持ちを掘り下げてみましょう。
「違うこと」と「受け入れられないこと」を分ける
価値観が違っていても、一緒に暮らしていくことはできます。
大切なのは、
その違いが「受け入れられる違い」なのか、「どうしても受け入れられない違い」なのか
を考えることです。
たとえば、
「休日は家でゆっくりしたい夫」と「外出したい妻」。
これは、お互いが少しずつ譲ることで解決できるかもしれません。
一方で、
「家計を一緒に管理したい人」と「自分のお金は自由に使いたい人」
では、ルールを作らなければ生活そのものが苦しくなる可能性があります。
さらに、暴力や威圧、脅し、経済的な支配などがある場合は、単純な「価値観の違い」として片付けないことが大切です。
価値観の違いを我慢し続けることが、必ずしも夫婦関係を守ることにはなりません。
「相手を変える」ことではなく「二人のルール」を考える
夫婦喧嘩が続くと、
「どうして分かってくれないの?」
「普通はこうするでしょ」
「あなたが変わってくれればいいのに」
と考えてしまうことがあります。
でも、相手の価値観そのものを変えるのは簡単ではありません。
そこで、
「どちらが正しいか」ではなく「二人が暮らしていくためには、どうすればいいか」
を考えてみましょう。
たとえば、
「夫は貯金を増やしたい、妻は旅行にお金を使いたい」
という場合。
どちらか一方を我慢させるのではなく、
- 毎月○万円は貯金する
- 残ったお金は自由に使う
- 年に1回は旅行する
など、二人なりのルールを作る方法があります。
内閣府も、夫婦が日々の家事や育児などについて話し合い、協力体制を確認するためのコミュニケーションツールを公開しています。
夫婦が本音で話せる魔法のシート 「○○家作戦会議」 | 内閣府男女共同参画局
「あなたが正しい」「私が正しい」ではなく、
「私たちはどうしたら一緒に暮らしやすくなる?」
という視点に変えてみることが大切です。
こどもがいる場合は「離婚後の生活」まで考える
こどもがいる場合、離婚するかどうかを考えるときには、夫婦二人の感情だけでなく、離婚後の生活についても具体的に考える必要があります。
たとえば、
- こどもは誰と暮らすのか
- 住む場所はどうするのか
- 学校はどうするのか
- 生活費はどうするのか
- 養育費はどうするのか
- こどもと離れて暮らす親との交流をどうするのか
- 仕事と子育てをどう両立するのか
などです。
「夫婦としてはもう無理」
と思っていても、
「親として、こどものためにどう協力するのか」
という問題は残ります。
離婚を決断する前に、離婚後の自分とこどもの生活を具体的にイメージしてみることも大切です。
養育費や面会交流に関する記事はこちらをご参照ください↓



「この人とどう生きたいか」を自分に問い直す
最後に、一番大切なのは、
「私は、この先どう生きたいのだろう?」
と考えることです。
「離婚したほうがいい?」
という問いだけだと、どうしても相手の問題ばかりに目が向いてしまいます。
そこで、質問を少し変えてみましょう。
自分に問いかけたい5つの質問
- 今の結婚生活で一番つらいことは何?
- それは相手が変われば解決できる?
- 私自身に変えられることはある?
- 離婚しなかった場合、5年後の私はどうなっていたい?
- 離婚した場合、5年後の私はどうなっていたい?
両方の未来を考えてみることで、今の自分が本当に望んでいることが見えてくる場合があります。
「離婚したい」のではなく、
「今の苦しい状態から抜け出したい」
と思っているだけかもしれません。
逆に、何度話し合っても状況が変わらず、
「もう一緒に暮らすこと自体が苦しい」
と感じているのであれば、離婚を含めて今後の人生を考えることも必要です。

価値観が違う夫婦がうまくいくために必要なのは「一致」ではない
夫婦だからといって、すべての価値観が同じである必要はありません。
むしろ、
違う人間同士だからこそ、違いがあるのは自然なこと
です。
大切なのは、
「同じ考えになること」
ではなく、
「違う考えを持ったまま、どう一緒に生きていくか」
を考えることではないでしょうか。
もちろん、何でも我慢すればいいわけではありません。
一方だけが我慢する関係では、時間が経つほど不満が積み重なってしまいます。
「お互いに譲れるところ」
「絶対に譲れないところ」
「二人でルールを作れるところ」
を整理してみましょう。
それでも話し合いができないときは
「話し合おうとしても、すぐ喧嘩になる」
「何を言っても相手に否定される」
「そもそも相手が話し合いに応じてくれない」
そんな場合は、二人だけで解決しようとしなくても大丈夫です。
夫婦カウンセリングなど第三者を交えて話すことで、自分たちだけでは気づかなかった問題が見えてくることもあります。
なお、こちらのブログでも夫婦関係や子育てに関するお悩みを受け付けております。
相談は無料です。
感情を整理する際のお手伝いができれば幸いです。
お気軽にご相談ください。
また、離婚について具体的な話し合いが必要になった場合、家庭裁判所の夫婦関係調整調停(離婚)を利用することもできます。裁判所によれば、調停では離婚そのものだけでなく、こどもの親権や親子交流、養育費、財産分与などについても話し合うことができます。
まとめ|「価値観が合わない」だけで離婚を決めなくてもいい
夫婦の価値観が合わないと、
「もう無理なのかもしれない」
「このまま一緒にいても幸せになれない」
と思ってしまうことがあります。
でも、価値観の違いそのものが問題なのではなく、その違いによって何が起きているのかを考えることが大切です。
離婚を決断する前に、
- 本当に「価値観」だけが問題なのか考える
- 「違うこと」と「受け入れられないこと」を分ける
- 相手を変えるのではなく二人のルールを考える
- こどもがいる場合は離婚後の生活まで考える
- 「この人とどう生きたいか」を自分に問い直す
この5つを、一度ゆっくり考えてみてください。
夫婦関係に正解はありません。
「離婚する」「離婚しない」の二択をすぐに決めるのではなく、
「私はこれから、どんな人生を送りたいのか」
を考えることから始めてもいいのです。
今の夫婦関係に悩んでいるなら、まずは自分の気持ちを置き去りにしないこと。
それが、これからの人生を考えるための最初の一歩になるかもしれません。
最後に、夫婦関係を修復したいと思っている方にオススメの方法はこちらです↓

あなたがあなたらしく生きられますように……
と、いうことで、
明日もまた、楽しく生きます!よろしく!!


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