コミュ障克服のため夜の街で働いた話

私、どうやら自分で思っている以上に、人見知りっぽいんだけど

人と話すのはきらいじゃなくて

楽しそうな雰囲気の中にいるのが好きで

接客業ばかり選んで働いてきた。

その中でも

飲み屋でバイトしたことが多くて

居酒屋を始め、

夜の街でも仕事をした。

人見知りが少しは改善するかと思ったんだけど、

果たして、結果は???

人見知りのかた、必見!?です。

夜の街で働いた体験談を、ただただ振り返ります。

YシャツにTバック ~ガールズバーで働いてみた話~

大学卒業のあと、同級生のみんなが必死に就活して続々と就職を決めているなか、

「私は正社員にはならない!社会の歯車になんか、なってたまるか!」

と、謎の反骨精神?(ってナニ?)全開で生きてた当時の私は

バイト先を探して、結局、何件も面接を受けていたころ、

オープニングスタッフとしてガールズバーのバイト募集をしていたのを見つけ、

応募してみた。

面接受けて、すぐに採用が決まって

支給された制服は

Yシャツのみ。

なるほど、シャツね。バーっぽいしね。

早速バイトに出勤。

ん?あー、そうゆこと?

他のコたちはYシャツに素足。

足出すのね。はいはい。

青のホットパンツ(今、ホットパンツなんて言わないの?(笑)なんて言う?短いパンツ)履いて、Yシャツの下に半そでを着て出勤。

ある日、腰から桜吹雪が散ら見えしてるお客さんに

「お前は小学生か!(笑)」

と言われ、

はて?

私、確かに童顔とは言われるけど(当時はね!)

いやいや、大学卒業したての女子に向かって小学生とは!

「なんだよそれ、なに短パン履いてんだよ!(笑)」

へ?

Yシャツ一枚じゃ寒いでしょ!お腹冷えるでしょ!嫁入り前の女子がお腹冷やすもんじゃないのよ!

と思いつつ周りを見渡すと

お、お、おケツ!?おケツ出てるよ娘さん!!!!

いやーーーービックリしたパンツ履いてないのかと思った。Tバックね。

なーんだ♪

いやTバック!!!!!

おいおいおいおい

と思っている私の耳にさらに文字通り耳を疑う言葉が飛び込んでくる。

「おっ〇い大きいね?何カップ?」

「わたしねー、Hカップ。ロケットおっ〇いなのー」

へ?なんの話?ロケット?宇宙的な話?銀河系ナンチャラの話?

今度は目を疑うことになる。

いやいやいやいや!!!!

もれとりますやん!!!おっ〇い、ボロン寸前やないの!!!!(THE東北人なのに、こゆとき自然と関西弁使いたくなるよねー。でも本場じゃないからなんちゃって関西弁で、使い方あってんのかわかんない。けど、使うよねー)

あーあーあー

真っ赤なブラジャーの黒いレースが、第二ボタン、いや第三、第四ボタンくらいまで開けられたYシャツの胸元から、このシャツのために作られたかのような、絶妙な見え方でチラリ。そこから零れ落ちそうなほどの豊満な乳房が窮屈そうにむぎゅっと寄せ集められて、「ここにいるよ♡」の主張。

なるほどね。

小学生だわ私は。いろんな意味で。認める、認めます、はい。

そういうとこなのね。そういう格好ね。みんな。

でも、お腹冷えるし。寒いもん。まだまだ夏まで遠い春先の都会はね、寒いよ。まだ全然。

で、いろいろ理解したけど

私は私のスタイルを

小学生スタイルを、最後まで貫き通しました。

だってTバックなんて持ってないし!!!!

はく気もないし!

Hカップもないし!!!思わず数えたよね、H。ABCD…ってAから順に。指折り数えたよ。

なんだよ、Hって。HなHカップってか。ネタだろ!違うか。

赤いカーディガン ~スナックで働いてみた話~

私は気がきかない。

空気を読むのが苦手。

そのくせ、空気を読めていないことに後から気づいて、

あれ?あの時もしかして私、浮いてた?

って気づいちゃうくらいの勘はあるから、厄介。

気が利くオンナになりたい。

相手が欲しているモノを、欲しているタイミングで、欲している形で

与えられるニンゲンに

私はなりたい。

そう思って、働いたのが、スナック。

スナックのママって、気が利くオンナ代表でしょ。

ホステスさんとかね。

でも地元にホステスさんがいるような店を知らないから

スナックの門を叩いたよ。(かっこつけていったけど、知り合いが働いている店、紹介してもらっただけです)

スナックと言えば、夜の街。華やかな世界。もう短パンは履かないよ。

小ぶりな花が散りばめられたワンピースに、真っ赤なカーディガン。

私の中で一番華やかな服に身を包み、いざ、夜の街へ!

「なんでカーディガン着てるの?」

え?ダメですか?なんで?まだ冬真っただ中だよ?寒いでしょ、冬。カーディガン、着るでしょ。

「いや、ダメではないけど、、、」

けど?けど、なんだよ!!!!

結局、その答え合わせはされることがないままだったんだけど、周りを見渡せば、ケツのシルエットがばっちりわかるピッチピチのミニミニタイトスカートに、ジャケットとかボレロとか(ボレロも広いくくりで言えば、カーディガンと同じだろ!違う?)乙姫様が羽織ってる、羽衣?みたいなやつ。結婚式とかでしか羽織らないような、スカーフを大きく薄く伸ばしたよいなやつとか。

私の中での、キングオブ華やかは、「THE ZIMI!!」だったみたい。

カーディガン=OLとか、事務の人とかのイメージなのかな?しらんけど。

とにかく、”夜の街”よりは”昼の職場”を連想させたのかも。

でもさ、結局働いている間はその答えが導き出せず、浮いてることにうすうす気づいていたけど、そこは頑固な私。

これのなにが悪いの?

って気持ちもちょっと顔を出して

カーディガンで貫き通したよね、またしても。

それで?人見知りは改善されたのかって話だよ

でね、本題の、人見知りは改善されたのかって話なんだけど

結論から言おう。

人はそう簡単に変わらない。

変わらない。変わらないよ。

周りがみんなTバックを履いていようが、羽衣を羽織っていようが

自分スタイルを貫き通すほどの頑固な私ですよ?

結局そう簡単に人は変わらないってことだ。

人見知りは、夜の街に繰り出したところで、人見知りよ。

でもひとつ言えることは、

華やかな世界でひたすら地味な、ある意味異質な空気全開で

その時点で「華やかな世界は苦手です」の、無言の主張

それはそれで私の主張なわけ。

そうするとね、類とも原理で、人見知りは人見知りを呼ぶ説ね。あるよね。

一人でしっぽり飲みたい、だけど本当はかまって欲しい。

ってゆう、THE人見知りのコアなファンが(勝手にコアなファンと呼ばせていただこう)

ちょこちょこ来てくれるのよ。

それも結構、頻繁に。

イケイケゴーゴー(言い方!時代!)な客にはイケイケゴーゴーなネーちゃんがつく。

するとTHE人見知り全開な客には必然的にあまりものの私がつく。

1対1でポロポロと話す。

またそのお客さんが来た時に同じ現象が起きて、また1対1で話す。

3回目来た時には完全に“わたしの客”になるわけですよ。

私があまりものだから、ではなく、ご指名で(指名されたわけじゃない(笑)だってTHE人見知り様だもの。指名とかできない。しない。ママとかお店の人がね、”わたしの客”と判断して、席につくように、ガールズバーなら目の前に立つように、誘導してくれる)

「booちゃん、お客さんだよ」

ってなるのよ。

だから、人見知りでも、THE jimmie(ジミーで変換したらでてきた。かっこいいからこれにするわ。)でも、

どんな世界でも生きていけるすべはあるよって話だ。

人見知りをコンプレックスに感じなくてもいいし、無理に改善しようとしなくてもいい。

大事なことは、”自分”を貫き通すこと。”ここは譲れない!!”を譲らないこと。

女の子は、お腹冷やしちゃダメ!!ってことだ。

大丈夫大丈夫。

人見知りでも。

コアなファンがつくこともあるし。

話好きな人が話してるのを、ただただ「うんうん」と聞いてるだけでも、生きていけるし。

人間、結局、身なりやしぐさやなんかで、口下手でも無言の主張ってしてるもんだと思うから。

人見知りだからと言って、”自分”がないわけじゃないから。

人見知りを改善したいと思って夜の街で働いた結果、私が学んだことは

まあ、このままでいっか。

ってことだ。

明日もまた、楽しく生きます!!よろしく!☆

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