子連れ再婚をすると、
「こどもを一番に考えなきゃ」
「こどもが傷つかないようにしなきゃ」
「せっかく再婚したんだから、こどもを優先した家庭を作らなきゃ」
そんな気持ちになることがあります。
もちろん、こどもの気持ちを大切にすることはとても重要です。
でも、いつの間にか、
「こども優先=夫婦は後回し」
になっていないでしょうか。
夫婦で話す時間がなくなる。
夫婦だけの時間を持たなくなる。
何かあるたびに「こどものためだから」と我慢する。
夫婦の問題なのに、こどもの問題としてしか考えられなくなる。
こうした状態が続くと、夫婦の間に少しずつ距離ができてしまうことがあります。
子連れ再婚では、こどもも夫婦も大切。
だからこそ、「こどもか夫婦か」の二択にしないことが大切なのではないでしょうか。
子連れ再婚では「こども優先」になりやすい
子連れ再婚は、初婚同士の結婚とは少し違います。
夫婦が「この人と一緒に生きていきたい」と決めても、こどもは自分で再婚を選んだわけではありません。
新しい生活によって、
- 一緒に暮らす人が変わる
- 家のルールが変わる
- 生活リズムが変わる
- 親との関係が変わる
- 新しい「親のような存在」ができる
など、大きな変化を経験することがあります。
そのため、
「こどもが安心できることを一番に考えたい」
と思うのは自然なことです。
実際、ステップファミリーでは、こどもが新しい家族関係に戸惑うこともあり、生活習慣や価値観の違いが家族間の摩擦につながることがあります。
だからこそ、親としてこどもの気持ちを考えることは大切です。
ただし、
「こどもを大切にすること」と「夫婦を後回しにすること」は同じではありません。
「こども優先」が夫婦関係を苦しくすることもある
例えば、こんな状態になっていないでしょうか。
夫婦で話す内容がこどものことばかり
「学校どうだった?」
「宿題やった?」
「最近、こどもがこうなんだけど……」
「あなた、こどもにそんな言い方しないで」
気がつけば、夫婦の会話がほとんどこどもの話。
夫婦としての会話がなくなっていきます。
夫婦だけの時間を持つことに罪悪感がある
「こどもを置いて二人で出かけるなんて……」
「こどもがかわいそう」
「こどもがいるのに夫婦だけ楽しむのはどうなんだろう」
そう考えて、夫婦の時間を全部なくしてしまう。
でも、夫婦の関係を育てる時間も、家族を支える大切な時間です。
何でも「こどものため」で我慢してしまう
「こどものために、このくらい我慢しよう」
「こどもがいるから仕方ない」
「こどもが大きくなるまで夫婦関係は後回し」
こうやって我慢を積み重ねていると、いつか、
「私は家族のためにこんなに頑張っているのに」
という不満になってしまうことがあります。
夫婦の問題をこどもの問題にしてしまう
例えば夫婦の間に、
「もっと家事をしてほしい」
「もっと話を聞いてほしい」
「私の気持ちを分かってほしい」
という不満があったとします。
それなのに、
「あなたがこどもに冷たいから」
「こどものことをもっと考えて」
という話にすり替わってしまう。
すると、本当の夫婦の問題が解決されないままになります。
ステップファミリーでは、こどもへの対応をめぐる意見の違いが、いつの間にか「あなたは私の気持ちを分かってくれない」という夫婦間の問題に変わることがあります。
「こども」と「夫婦」はどちらが大切?
ここで、
「じゃあ、夫婦とこども、どっちを優先すればいいの?」
と思うかもしれません。
私は、必ずしも順位をつける必要はないと思います。
こどもも大切。夫婦も大切。
この二つを両立させることを考えていいのです。
例えば、
「こどもの気持ちは大切にする。でも、夫婦の気持ちも大切にする」
「こどもの前では言い争わない。でも、夫婦で話し合う時間はつくる」
「こどものことで意見が違っても、夫婦がお互いを否定しない」
そんな考え方です。
子連れ再婚で大切なのは「こども優先」ではなく「家族全員を大切にする」
子連れ再婚をすると、
「こどもを幸せにしなきゃ」
という気持ちが強くなるかもしれません。
でも、家族を作るのはこどもだけではありません。
夫婦も家族の一員です。
だから、
こどもが笑顔になることだけを考えるのではなく、夫婦も笑顔でいられる家庭を作る。
これも大切なのではないでしょうか。
夫婦がいつも我慢している家庭が、必ずしもこどもにとって安心できる家庭とは限りません。
反対に、夫婦が仲良くしている姿を見せることは、こどもにとって「新しい家族も大丈夫かもしれない」と感じるきっかけになることもあります。
実際に、ステップファミリーでは夫婦関係を良好に保つことが家族全体の安定につながるという指摘もあります。
「夫婦を大切にする=こどもをないがしろにする」ではない
ここは、特に覚えておきたいところです。
夫婦でデートする。
二人でゆっくり話す。
お互いに「ありがとう」と伝える。
夫婦で将来について話す。
これらは、こどもをないがしろにすることではありません。
むしろ、
夫婦の関係を整えることも、家族を大切にすることの一つです。
こどものことで夫婦の意見が違ったときも、
「どっちが正しい?」
ではなく、
「私たちはこの家族をどうしていきたい?」
と考えてみる。
それだけでも、少し見え方が変わるかもしれません。
子連れ再婚で夫婦の時間を作る5つの方法
「夫婦の時間を作ったほうがいい」と言われても、こどもがいると簡単ではありません。
そこで、無理なくできる方法を考えてみましょう。
毎日10分だけ夫婦で話す
特別なデートをする必要はありません。
こどもが寝たあとに、
「今日どうだった?」
「最近どう思ってる?」
と話すだけでもいいのです。
大切なのは、こどもの話以外もすること。
仕事のこと、好きなこと、これからやりたいこと。
夫婦としての会話を少しずつ取り戻しましょう。
月に一度は夫婦だけの時間を作る
数時間でも構いません。
一緒にランチをする。
買い物に行く。
カフェに行く。
映画を見る。
家でゆっくり話す。
「夫婦だけの時間」を意識して作ってみましょう。
こどもの前で夫婦の問題を話し合わない
こどもを巻き込んで、
「あなたはどう思う?」
「お父さんとお母さん、どっちが悪い?」
という状態にしないことも大切です。
こどもの気持ちを聞くことと、夫婦の問題をこどもに背負わせることは別です。
こどものルールは夫婦で事前に話し合う
継親がこどもを注意する場面では、実親との間で温度差が生まれることがあります。
「どこまで注意するのか」
「何を家庭のルールにするのか」
「困ったときはどう対応するのか」
などを、こどもの前ではなく夫婦で話しておきましょう。
夫婦の「ありがとう」を増やす
子連れ再婚では、
「こどものために頑張ってくれている」
ことが当たり前になってしまうことがあります。
だからこそ、
「ありがとう」
「助かったよ」
「今日うれしかった」
を言葉にする。
小さな積み重ねが、夫婦の安心感につながります。
夫がこどもを優先してほしいと言う場合は?
反対に、
「こどもがいるんだから、こどもを一番に考えるべき」
と夫から言われることもあるかもしれません。
この場合も、
「夫婦よりこどもを優先するべき」
と単純に決めるのではなく、
「こどもを大切にするって、具体的にどういうこと?」
と話してみることをおすすめします。
例えば、
「こどもが嫌がることはしない」
「家庭のルールは夫婦で決める」
「こどもの気持ちは聞く」
「夫婦の問題は夫婦で解決する」
など、具体的にしていく。
「こども優先」という言葉だけでは、人によって意味が違うからです。
それでも夫婦関係がギクシャクするときは
子連れ再婚では、
「こどもと夫の間に入ってしまう」
「夫とこどものどちらの味方をすればいいか分からない」
という状況になることがあります。
でも、毎回どちらか一方の味方になる必要はありません。
「こどもの気持ちも分かる」
「夫の気持ちも分かる」
という立場でもいいのです。
そして、
「二人とも大切だからこそ、どうしたらいいか一緒に考えよう」
と伝える。
ステップファミリーでは、最初から「普通の家族」のようになることを目指すより、それぞれの関係を少しずつ作っていくことも大切です。こどもと継親の関係も、再婚したその日から親子になるわけではありません。
「こどものために離婚しない」が正解とは限らない
最後に、少し大切なことを書きます。
「こどものために夫婦が我慢する」
ことが、いつでも正解とは限りません。
夫婦がずっと不満を抱え、
会話がなくなり、
家の中がピリピリしている。
そんな状態が続けば、こどもも家庭の空気を感じ取ることがあります。
だからこそ、
「こどものために我慢する」
だけではなく、
「こどもも、夫婦も、どうしたら安心して暮らせるのか」
を考えてみてください。
もちろん、暴力や深刻なモラハラなど、安全が脅かされている場合は、単純に「夫婦関係を大切にしましょう」という話ではありません。
まず安全を確保し、必要な支援につながることが大切です。
まとめ|こどもを大切にしながら、夫婦も大切にしていい
子連れ再婚では、
「こどもを最優先にしなきゃ」
という気持ちになるのは自然なことです。
でも、
こどもを大切にすることと、夫婦を大切にすることは両立できます。
夫婦の時間を作る。
夫婦で話し合う。
お互いに感謝する。
こどもの問題と夫婦の問題を分けて考える。
そして、
「私たちはどんな家族になりたい?」
と一緒に考える。
それでいいのだと思います。
子連れ再婚だからといって、こどものために夫婦が自分たちを後回しにし続けなくてもいい。
こどもも、夫も、妻も、それぞれが大切にされる家庭を目指していい。
完璧な家族を作る必要はありません。
その家族に合った形を、少しずつ見つけていけばいいのです。
「自分を責める毎日から、自分らしく笑える毎日へ。」
こどもの幸せだけではなく、あなた自身の幸せも大切にしていきましょう。
私自身も夫婦の時間を意識してもつことを大切にしています。
結局会話はこどものことばかりになるのですが……(笑)
そのときのことを記事にも書いていますので、良かったら覗いてやってください↓

ステップファミリーの夫としてどう感じているのか、夫に聞いた実際の声はこちらです↓

同じステップファミリーとして、何か参考になれば幸いです。
なお、このブログでは夫婦関係や離婚、再婚、子育てに関するお悩みを受け付けております。
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と、いうことで、
明日もまた、楽しく生きます!よろしく!!

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